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国橋 要司

物性科学基礎研究所

2012年入社

高い技術力で目に見えない世界を操作する

電子の動きを操作して工学的に活用しようという試みに国橋は挑戦している。
無論、電子は目に見えない世界の素粒子であり、それを操作し、動作を確認するのは至難の業だ。
世界的にも競争が激しいこの分野で、独創的な技術を極め、存在感を発揮している。

Technology

世界のどこにも負けていない環境

電子には電荷とスピンという二つの性質があるが、従来エレクトロニクスに使われてきた電荷のみならず、電子の回転(スピン)を操作して、低消費電力で高速に動く計算機や大容量メモリを実現しようというのが、国橋が研究に携わるスピントロニクスだ。
国橋はさまざまな技術に挑戦しているが、研究内容の一例としては、例えばレーザー光を用いてスピンの状態を計測する技術の確立が挙げられる。円偏光レーザーを照射してスピン方向を揃え、その後、直線偏光レーザーで回転を計測する。これによりミクロの世界で回転する電子の空間分布や時間分布を検証することが可能となった。
「スピントロニクスにおいては、電子のスピン方向をきれいに揃えること、そしてそれを制御することの2点がポイントになります。高度な研究を行うためには、電圧を与える技術や半導体の材料設計技術、そしてスピンを観測する技術が重要で、それぞれの分野で私たちは高い独創性を発揮して世界のライバルと戦っています」

Personality

研究者としてオリジナルの感性が大事

「スピントロニクスは世界中で研究競争が激しい分野ですが、NTT R&Dの強みは社内に多様な分野の人材が揃っていて、その専門性を掛け合わせることができる点だと思います。例えば半導体の材料研究にも専門家が揃っていて、私だと1年ぐらいかかる作業を3日でやってしまう人がいるんです」と国橋が笑うように、さまざまな点で独創性を発揮しやすい環境がここにある。
「物性科学基礎研究所では『こういう方法でやれ』ということをあまり言われません。だからこそ、世界的な潮流とは異なる材料を試したり、新しい観測技術に挑戦しやすく、革新的な技術に結びつきやすい環境があるんです。私はとにかく自分の手を動かし、早めの実験で理論を検証することを大切にしていますから、こうした自主性の高い環境こそが合っていると感じています」
今まで、誰も見たことがない世界、誰も知らない現象を世界で最初に見つけるために。高い技術と自由が両立した環境で国橋の挑戦は今日も続いていく。

Profile

国橋 要司
2012年入社。情報通信の会社なのになぜ固体物理の世界で多くの研究実績を残しているのかと興味を持ったのがNTT入社のきっかけとなった。

※記事本文中の研究所名や社員の所属組織などは取材時のものであり、旧研究所名の場合がございます。

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