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2024年3月までに大学院博士後期課程を修了見込みもしくは修了済みの方が対象となります。
※博士前期課程・学士の方に関しましては、2023年3月以降に改めてお知らせいたします。
This entrance is for those who are expected to complete or have completed the doctor's course at the graduate school by March 2024.
* For master's and bachelor's students, we will inform you again after March 2023.

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渡邉 暁

ネットワークサービスシステム研究所

2012年入社

「こわれない」システムを実現するために

人の頭の中にしかなく、しかも体験に紐づいて言語化されてこなかったスキル。
それを自然言語処理技術を用いて可視化し、体系化していく。
渡邉の研究は属人的なスキルを社会に還元し共有財産へと変えていく。
世界が未来へ進んでいくための挑戦でもある。

Technology

作業記録から作業手順を抜き出して

ITシステムにトラブルが発生した場合、修復後にはトラブルの発生状況や修復作業を記載する「作業記録」が残される。渡邉はその作業記録から、自動的に故障時の対応手順をワークフローとして抜き出し、可視化する技術の確立をめざし、研究活動を行っている。
作業記録に残される情報は記入者により、言葉も内容もまちまちであるため、現状のままでは閲覧性が低く、スキル継承に役立てることが難しい。だからこそ、渡邉の研究する技術で対応手順が可視化されるようになれば、その効果は非常に大きいものとなる。
「この技術が確立し、作業記録から自動的にワークフローを抜き出すことができれば、これまでエキスパートである技術者の頭の中だけにあったスキルを、目に見える形で全員が共有できるようになります。そうすれば、システムの安定性が今以上に確保されて、ユーザにとっても、安心して使える環境が整うでしょう」

Personality

いつの日かシステムトラブルのない未来を

ワークフロー可視化の先には、軽微なトラブルの自動修復ならシステム上で自動でできるようにしたいと渡邉は考えている。
「手がかかるトラブルは『システムの医師』である人間が対応し、軽い風邪ぐらいの平易なトラブルはシステム自身が自分で修復してくれるようになればいいなと思います」
そうしたシステムの構築を経てめざす未来は、システムトラブルのない時代だ。
「今後は『こわれないシステム』づくりを実現して、そしていつか『昔は、システムトラブルなんていうものがあったの?』と思われるような世界にできればうれしいですね」
すでにこの技術については、「自分のところの業務に使えないか」という問い合わせも来ているほど、社会的なニーズが高い。また理論的には日本語以外の言語への応用も可能で、トラブル対応が多い発展途上の国なども含めて、さまざまな地域にも技術を広めていければという将来の目標も、渡邉のエネルギーになっている。

Profile

渡邉 暁
2012年入社。NTTの研究者は研究分野以外のことを学ぼうという姿勢が強く尊敬できると感じている。

※記事本文中の研究所名や社員の所属組織などは取材時のものであり、旧研究所名の場合がございます。

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