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<オープニング・プログラム>ビジョン講演
オープニング・プラグラムとして篠原弘道・代表取締役副社長/研究企画部門長によるビジョン講演が行われました。テーマは、「世界の情報通信技術をリードするNTT研究所」。グローバルICT企業として世界の国々や企業のパートナーとして活躍しているNTTの今と、グローバルな競争力の源泉であるR&Dを担う研究所の使命を力強く語りました。
音声サービス(電話)による収益は20%以下、社員の約1/3は世界で活躍、Forbes誌「Global 100」ランキング企業の85%はNTTのサービスを利用と、NTTの意外な姿にふれるところからスタート。AI、IoT、ネットワーク、セキュリティ等さまざまな分野の具体的な事例を交えながら、未来のための基礎研究から豊かな暮らしの実現に役立つ商用サービス、それを実現する技術・サービス開発、幅広いフェーズでの研究開発と、NTT研究所のミッションが紹介されました。
R&Dの現在と未来を伝える講演の締めくくりは、次のメッセージ。「NTTの研究所は非常に多くの世界一、世界初、世界唯一を送り出している世界最大規模の研究開発部門。3つの世界一に、『おもしろい』を加えて、一緒に未来の扉を開こう」。参加した学生のみなさんは、熱い拍手で応えていました。
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<トークセッション>サービス分野
NTT研究所での仕事・日々の生活・将来の夢をテーマに、若手研究者によるプレゼンテーションと学生のみなさんを交えての座談会が行われました。前半のプレゼンテーションでは、ソフトウエア、メディアインテリジェンス、プラットフォーム等の多様なサービス分野の研究を担う若手研究者が、これまでの歩みや現在の研究テーマ、研究所での過ごし方、日々の生活や趣味、今後の目標等が、スライドを交えて紹介されました。
後半は、学生のみなさんが若手研究者を囲んでの座談会形式のフリートーク。学生時代の研究テーマと現在のテーマとの関連性、仕事の進め方等、研究にフォーカスした質問が多数飛び出しました。他の研究所とのコラボも多い、ニコニコ超会議で面白いことをやろうと企んでいる等、率直なトークに、学生のみなさんからは笑顔がこぼれていました。
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<トークセッション>ネットワーク分野
ネットワーク分野の研究に携わる若手研究者によるプレゼンテーションと座談会。学生時代の専攻とこれまでの歩み・現在の仕事と将来やりたいこと・NTT研究所で気に入っていること等を紹介するスライドは研究者一人ひとりの手作り。研究者の多様な個性が垣間見られました。
後半は、2つのグループに分かれて若手研究者を囲む座談会、多くの質問に答えられるよう配慮されていました。ネットワーク分野といっても基礎研究分野から実用化を視野に入れた分野まで非常に幅が広い事、海外を含む学会での発表機会の多い事、入社4~6年目以降は、「成果を出せば1日30分勤務でOK」の裁量労働制等、若手研究者の語る研究所の姿に学生のみなさんの目も輝いていました。
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<トークセッション>革新分野
NTT研究所での研究テーマの選び方と進め方、オンとオフのライフスタイル、将来実現したい夢等を若手研究者がプレセンテーション。非常に多種多用な分野で研究開発に取り組む姿を自作のスライドを使いながらユーモアを交えて語られました。
後半の学生のみなさんとの座談会では、活発な質問や意見が交わされました。学生のみなさんの関心の高い、学生時代の研究テーマと仕事としての研究との関わりや違いについても、若手研究者が自分の歩みと現在の研究、将来の目標を率直に披露し、多くのみなさんがうなずいていました。
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<トークセッション>女性研究者
NTTの研究所における女性研究者の割合は、約1割。若手から管理職まで多くの女性研究者が活躍していることは共通です。その仕事と生活を知ってもらおうと、若手女性研究者による女性の学生のためのトークセッションが行われました。
前半は若手女性研究者によるプレゼンテーション、後半は2つのグループに分かれてのフリートーク。
学生時代の専攻と研究テーマとの関連、ワークライフバランスの取り方、日々のライフスタイル等、多くの質問が寄せられました。1年で社会人ドクターの取得を目指す、多くの先輩にならって子育てと研究を両立させたい等、アクティブな女性研究者の姿にみなさんは共感の笑顔を寄せていました。 -
<トークセッション>外国人研究者
グローバルに展開するNTTの研究所では、外国籍の研究者も多く活躍しています。その仕事と生活を日本で学ぶ留学生に知ってもらおうと、外国籍の研究者が「NTT研究所での仕事・日本で働くということ」をテーマにプレゼンテーション。入社までのステップや研究内容、日々のライフスタイル等を日本語または英語で紹介しました。
後半には参加した留学生のみなさんとの座談会が行われました。「NTTの研究所を選んだ理由は?」「処遇や休暇のシステムは?」等の率直な質問も飛び出しました。日本人研究者とのコミュニケーションについても、日本語が充分でなくても大丈夫との研究者の言葉に安堵の表情。働きやすい環境がよくわかったと、みなさん高い評価でした。
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<就職相談コーナー>マンツーマンの就職相談
どんな準備をすればいいのか、配属や研究テーマはどう決まるか等々、就職前だから気になることはあるものです。そうした学生のみなさんの知りたいことや疑問に答えようと、マンツーマンで話せる就職相談コーナーが設けられました。学生のみなさんの相談に対応したのは、サービス・ネットワーク・革新の各分野の人事担当者。自身の経験を踏まえた親身なアドバイスや、人事担当者の視点からのアドバイスに、学生のみなさんも納得。希望分野にエントリーする仕組みも好評で、終日予約で一杯でした。
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<コミュニケーションコーナー>若手研究者とのフリートーク
満開のしだれ桜や新緑まぢかの木々が眺められる中庭に面した室内とその隣の和室に、若手研究者と学生のみなさんが自由に意見交換できるコミュニケーションコーナーが設けられました。トークセッションでプレゼンターを努めた研究者も参加し、コーヒーやお茶、スナック菓子を楽しみながらフランクな交流が繰り広げられました。時にはざっくばらんな質問や辛口の意見も飛び出しましたが、みなさん和やかな表情。どのテーブルも終了時間まで話は尽きませんでした。